最終更新日 2025年4月1日
ふるさと納税を最もお得に楽しむ!税控除の仕組み&おすすめ返礼品
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自分の地元や応援したい自治体に寄付ができるのがふるさと納税ですが、ふるさと納税がお得だといわれる理由は税の控除と返礼品にあります。
しかし寄付することがなぜお得になるのか、その理由がよくわからず、ふるさと納税ができない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、他の市町村に寄付することが本当にお得になるのか、その仕組みと寄付によってもらえる返礼品について詳しく解説します。
同じ税金を払うなら少しでもお得になった方が良いですし、住んでいる自治体以外も応援できます。今年はぜひふるさと納税にチャレンジしてみましょう。
税の控除や返礼品が受け取れる!ふるさと納税がお得な理由
ふるさと納税がなぜお得なのか、その仕組みについて説明します。
寄付した分が住民税や所得税から控除されるから
ふるさと納税は、自分が住んでいる自治体以外に寄付をすることで、その分、住民税や所得税が控除される制度です。
たとえば、A市に住んでいる人がB市に寄付をすると、A市に支払うべき住民税が減額されるのです。ふるさと納税は自己負担額が2,000円と決められているため、たとえば5万円寄付したとすると、48,000円が控除されるというわけです。
※ただし、控除される金額は年収や扶養家族の人数によって違ってきます。
2,000円の自己負担で返礼品がもらえるから
ふるさと納税では、多くの自治体が返礼品を用意していますが、先ほどもお話しした通り、自己負担額は2,000円です。
たとえば30,000円の寄付をして10,000円相当の返礼品をもらったとしたら、実質2,000円で10,000円の品物が手に入るということです。
ですから、ふるさと納税はお得だといわれるということがおわかりいただけたでしょう。
お得な返礼品をゲットできるのは業者の努力
ふるさと納税の返礼品はとても大きな魅力の一つですが、寄付を得ようとあまりにも豪華な返礼品を用意する自治体も出てきたことが問題となりました。
ふるさと納税は、住民が減少したことによって地方と都市部に生まれた税収の格差を埋めるために導入された制度です。
これにより、自分の生まれ故郷やお世話になった地域に寄付をすることができるようになりました。自分が住んでいる地域以外の自治体を応援するというのが、ふるさと納税本来の目的です。
ふるさと納税の制度改正
寄付をしてもらったお礼に、その地域の特産品などを返礼品として送ることが定番化し、競争がだんだんと加熱していきました。中には寄付の額と同等ではないかと思えるような高額商品も出てきました。
そうなるとその返礼品目当てに寄付をする人が増えるわけですが、本来のふるさと納税の目的を考えれば、それは正しいことだといえるでしょうか。
地域のことを知ってもらうため、そして地域の産業を応援するために返礼品を送ることは良いことですが、やはり本来の目的を考えれば節度ある金額にとどめておくべきでしょう。
2019年6月にふるさと納税の制度が改正され、返礼品は寄付額の3割までとされました。
事業者の努力で魅力的な返礼品が手に入る
返礼品の金額が抑えられるようになったものの、「この寄付額で!?」と驚くほど素晴らしい品物がたくさんあります。たとえば越前市では、生本マグロや越前ガニ、若狭牛など魅力的な返礼品が多数あります。
売っている価格を見ると、3割を超えているのではないか?と思われるものもあるかもしれません。しかしそこは、事業者の経営努力によってお送りすることが可能となっているのです。
たくさんの人に越前の特産品を届けたいという気持ちで、事業者の方々がさまざまな努力をしてくれているからこそ、皆様に素晴らしい品物をお届けできています。
ふるさと納税で返礼品をお得にゲットするには
ふるさと納税は、いくら寄付しても良いものではありますが、控除額には上限があります。上限を超えてしまうと、その分は自己負担となりますので気をつけましょう。
たとえば、控除額の上限が3万円の人が5万円寄付をすると、上限を超えた2万円分については控除が適用されません。
ですから、自分の年収と扶養家族の人数によって控除額がいくらになるのか、知っておく必要があるのです。
控除額の目安
総務省のふるさと納税のウェブサイトに「ふるさと納税のしくみ」というページがあります。その中に、控除額の目安表がありますので、参考までにいくつか例をあげてみます。
- 年収350万円/独身→控除額34,000円
- 年収500万円/夫婦2人(片方は収入なし)・子供1人(高校生)→40,000円
- 年収500万円/共働き・子供1人(高校生)→49,000円
- 年収700万円/共働き・子供2人(高校生と大学生)→75,000円
こちらの金額は、社会保険料控除を給与の15パーセントとして計算されており、医療費や住宅ローンなどの控除は考慮されていませんが、一つの目安となるでしょう。
この範囲内であれば、全額控除されるということです。
必ず寄付控除の申告をすること
せっかくふるさと納税をしたのに、寄付の申告を忘れてしまう人がいます。これはとてももったいないことですので、必ず申告するようにしてください。
基本的には確定申告をすることで控除が受けられますが、会社員などの給与所得者はワンストップ特例制度を利用できます。
ふるさと納税の寄付先が5ヶ所以内であることが条件ですが、寄付した自治体から「ワンストップ特例申請書」をもらい、必要事項を記入した上で本人確認書類と一緒に自治体宛に送付するだけで、寄付控除の手続きが完了します。
なお、寄付をした翌年の1月10日までが提出期限となっていますので、忘れずに提出しましょう。
ふるさと納税の返礼品でお得なのは還元率の高いもの
ふるさと納税で、返礼品をお得に手に入れたいと思ったら、還元率も重要なポイントです。
還元率とは寄付額に対する返礼品額の割合のことで、還元率が高いほどお得な商品となります。
先ほども説明した通り、「返礼品は寄付額の3割まで」という決まりがありますので、どれを選んでも同じではないか?と思われそうですが、実はそうではありません。
たとえば、越前市のふるさと納税返礼品の中でも人気の越前ガニは、1キログラム前後の重さのものでも通販で購入すれば2万円から4万円はします。ふるさと納税の返礼品としてもらうなら、冷凍していない生の越前ガニが小サイズ35,000円から手に入ります。
また、一度も冷凍していない生本マグロも人気の返礼品ですが、こちらも500グラムもの大きなものとなると、6,000円から7,000円ほどするでしょう。しかも、インターネットで購入できる本マグロは、ほとんどが冷凍品です。
越前市の返礼品は生本マグロですから、その美味しさは冷凍とは全く違います。マグロ本来の美味しさを楽しめるお刺身(柵)がわずか14,000円の寄付で手に入るわけです。
ですから、ふるさと納税の返礼品を選ぶときには還元率も考慮していただくと、お得な品物がわかります。
通常商品として手に入らない返礼品もおすすめ
ふるさと納税の返礼品は、「地場産品であること」という条件もあります。つまり、その土地の特産品、その土地で生産されたものなどでないといけないということです。
かつて返礼品競争が加熱していた頃は、パソコンや家電などもありましたが、今ではその土地で作られているもの以外は見られなくなりました。
ふるさと納税の本来の目的を考えれば当然の規定ですが、この規定のおかげで、地方の珍しいものをより楽しめるようになったのではないかと思います。
その中でも、通常お店には売っていない返礼品もあります。せっかく寄付するなら、普段手に入りにくい返礼品をもらうのも良いでしょう。
たとえば、越前市のふるさと納税返礼品の中に、「打刃物職人が教える『小出刃包丁作り体験教室』」というものがあります。
こちらはふるさと納税限定コースで、小出刃包丁を約3時間かけて制作するという、ちょっと珍しい返礼品となっています。
季節にあわせて寄付をするのもふるさと納税の楽しみ
ふるさと納税の返礼品は、肉や魚、フルーツなどの生鮮食品だけでなく、お菓子や調味料、イベントのチケットなど様々なジャンルのものが用意されています。
寄付は1年中できますが、その季節にしか手に入らない品物も多いので、季節にあわせて寄付をするという楽しみもあります。
越前市でしたら、越前ガニは漁の期間が決まっていますので、その間しか手に入りません。お米も毎日食べるものですが、新米を食べたい!となれば秋の収穫を待ってから寄付した方がお得です。
このように、目当ての商品に「旬」があれば、その時期を狙って寄付をしてみるのはいかがでしょうか?
ふるさと納税の本当にお得なメリット3つ
税が控除される、豪華な返礼品がもらえるなど、ふるさと納税のお得な点を説明してきましたが、メリットはまだあります。
1.自分が好きな自治体を応援できる
自分の生まれ故郷、学生時代に住んでいた町など、ゆかりのある土地には思い入れがあるという人も多いのではないでしょうか?
その地域がもし災害で被害を受けたり過疎で困っていたりすれば、なんらかの応援をしたいと思うでしょう。
そんなときにはぜひふるさと納税を利用してください。
2.寄付の使用目的を選ぶことができる
ふるさと納税で寄付したお金をどうやって使ってもらうか、寄付した側が選べるようになっている自治体も多いです。
たとえば、
- 子育てに関する事業
- 文化・芸術に関する事業
- 自然保護
- 伝統行事を守る
- 農業・水産業
など、指定した事業に使ってもらうことができます。
普段支払っている住民税は、その税金をどう使ってもらうか指定することはできませんが、ふるさと納税なら使い道を指定して寄付することができるのです。
自分が本当に使ってほしい事業、応援したい事業に寄付できるというのも大きなメリットです。
返礼品を選びながら旅行気分が味わえる
ここ数年、コロナ禍で自由に旅行もできなかったという人は多いと思います。帰省すらまともにできませんでした。
そのような中でもふるさと納税の返礼品を探すことで、地域の特産物や名産品について、また、その地域の特色や歴史などを知ることができます。
返礼品探しでちょっとした旅行気分も味わえるでしょう。
越前市のふるさと納税返礼品・お得なものを紹介
それでは越前市のふるさと納税返礼品の中から、還元率も高く、越前ならではの特色をもった品物をいくつかご紹介します。
【冷蔵・指定日着可】 生本マグロ 中トロ 500グラム(柵どり)
越前市の返礼品の中でも一二を争うといってもいい人気の返礼品、まぐろ。その中でもみんなが大好きな中トロのお刺身はいかがでしょうか?
生本マグロは、水揚げされたらすぐに氷漬けにされ、一度も冷凍されることなく皆様の食卓までお届けします。
赤身はマグロ本来の旨味を味わえる部位ですが、中トロはマグロの脂の甘みを堪能できる部位です。
その昔、脂が多いトロは傷みが早いため、庶民も気軽に刺身が楽しめるようになった江戸時代でも、トロは捨てられる部位でした。
しかし今は水揚げしたその日にすぐ加工し、冷凍しなくても美味しいマグロが味わえるようになりました。
ほどよい脂の乗った美味しい中トロをぜひご家庭の食卓でもお楽しみください。
国産!特上うなぎのかば焼き(特大サイズ) 2尾
うなぎは今や高級魚の代名詞ともいえるでしょう。国産のうなぎは年々価格が上昇し、今では1尾5000円くらいします。
こちらのうなぎ2尾は寄付額が19,000円ですから、還元率も高い返礼品といえるでしょう。ふっくらとした肉厚のうなぎをぜひご家庭でもお楽しみください。
若狭牛+福井白山ポークしゃぶしゃぶセット(若狭牛上モモ(A5ランク)+福井白山ポーク豚ロース) 各500グラム
若狭牛は厳しい基準をクリアした最高級の和牛だけにつけられる名前で、福井県が誇るブランド牛です。近県と比較しても非常に厳しい基準で選定されているので、本当に上質な肉を持った牛だけが若狭牛になれるのです。
古くから福井県で飼育されてきた牛で、そのルーツは1000年以上前にさかのぼるといわれています。当初は牛車を引く牛として利用されていましたが、明治に入ってから食用とされました。
若狭牛は肉質がやわらかく、上品な脂の甘みが味わえるお肉です。
こちらのしゃぶしゃぶ用のもも肉は脂が少なく、若狭牛本来のお肉の旨味が味わえる部位です。
セットになっている福井白山ポークは、こちらも福井が誇るブランド豚です。
風味が良く、適度に引き締まった柔らかい肉質が自慢です。
福井が誇る牛肉と豚肉のしゃぶしゃぶセット、本物のお肉の美味しさを堪能してください。
ふるさと納税はお得!寄付ができて返礼品ももらえる制度
ふるさと納税は、住んでいる地域以外の土地に寄付ができる制度です。寄付をしたお金はその地域のために使われ、寄付をした人は住民税・所得税の控除も受けられます。
また、自己負担額がわずか2,000円で返礼品をもらえることから、非常にお得な制度だといえるでしょう。
人によって控除額の上限額が違いますので、ふるさと納税のウェブサイトなどでシミュレーションをしてから寄付することをおすすめします。
たくさんある返礼品を旅行気分で選ぶのも楽しいものです。その地方の特産物を知ることができますし、何よりも寄付することでその土地を応援できます。
お得に返礼品をもらい、なおかつ好きな土地を応援できるふるさと納税、今年はチャレンジしてみませんか?