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最終更新日 2025年2月7日

情報発信元 健康増進課

化学物質過敏症について

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化学物質過敏症をご存じですか?

化学物質過敏症では、生活におけるごくわずかな化学物質に敏感に反応し、心身にさまざまな症状が現れる状態になります。しかし、国の研究報告その他において、その病態や発生の仕組みは明らかになっておらず、診断方法や治療方法なども確立されていません。

症状を誘発すると考えられる物質を極力避けることが症状を軽減する手段となりますが、あまり知られていないことから「気のせい」などと捉えられがちです。また、強い香りによって同様の症状が誘発される場合、香りによる公害をもじって香害(こうがい・かおりがい)とも呼ばれています。

化学物質過敏症の原因

以下のものが考えられています。

・建物に使用されている建材、塗料、接着剤から放散される物質

・家庭用の殺虫剤、芳香剤、野焼きやたばこの煙

・衣料用洗剤、シャンプー、整髪料、化粧品、香水 など

症状と医療機関への相談

症状は非常に多様で、人によって異なります。

 

・頭痛 ・鼻水 ・吐き気 ・目のかすみ ・めまい ・耳鳴り

・動悸 ・息切れ ・倦怠感 ・下痢 ・不眠 など

 

化学物質過敏症と思われる症状の場合でも、他の疾病であることがあります。最寄りの医療機関の内科、アレルギー科、小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科等、各症状に応じた専門医へまずはご相談ください。

皆様のご理解とご協力をお願いします

私たちのごく身の回りにあるものが影響して、心身に不調をきたし、辛い思いをしている人がいます。

人によって化学物質や香りの種類、強さなどの感じ方が異なります。化学物質過敏症の症状を誘発するものを使用する際には、周囲の人への影響を考え、下記のような配慮をお願いします。

・多くの人が集まる場所、屋内では香水や整髪料などの香りを発するものの使用をできるだけ控える

・公共施設や住宅に近い菜園・農地における農薬や殺虫剤などの使用の際は、飛散防止に努める

 

shinkaoriposuta

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情報発信元 市民福祉部 健康増進課

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