最終更新日 2024年11月15日
マイコプラズマ肺炎に注意しましょう
PAGE-ID:11693
マイコプラズマ肺炎の患者報告数が増加しています
福井県内の基幹定点医療機関(6医療機関)からの報告によると、令和6年第45週(令和6年11月4日から11月10日)の1定点医療機関あたりの患者報告数は、6.00人であり、定点あたり患者報告数が高い状況となっています。地区別でみると、丹南地区は18.00人/定点であり、引き続き注意が必要です。
詳しい発生状況は、福井県感染症情報をご確認ください。

(福井県ホームページから)
マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。 感染した人の咳のしぶきを吸い込んだり(飛沫感染)、感染者と接触したりすること(接触感染)により感染すると言われています。感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2~3週間くらいとされています。
マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。
主な症状と治療方法
発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、咳などの症状がみられます(咳は少し遅れて始まることもあります)。咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。多くの人はマイコプラズマに感染しても気管支炎で済み、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となったり重症化したりすることもあります。
治療には、マクロライド系などの抗菌薬が使用され、重症化した場合には、入院して治療が行われます。
予防と対策
普段から流水と石けんによる手洗いをすることが大切です。感染した場合は、家族間でもタオルの共用は避けましょう。また、咳の症状がある場合には、マスクを着用するなど「咳エチケット」を守ることを心がけましょう。咳が長引くなどの症状がある時は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。
関連リンク