最終更新日 2024年12月17日
冬季の食中毒に要注意
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ノロウイルス食中毒に注意しましょう
食中毒は一年を通して発生しますが、冬は特にノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が多発する時期です。
ノロウイルスは、手指や食品などを介して感染し、おう吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。
次の「ノロウイルス食中毒予防の4原則」を守り、感染を防ぎましょう。
ノロウイルス食中毒予防の4原則
1.ノロウイルスを「持ち込まない」
調理する人がノロウイルスに感染していると、その人が調理した食品を食べることにより二次感染が起こる場合があります。
調理に従事する人は健康管理を徹底し、おう吐や下痢などの症状がある人は調理に従事しないようにしましょう。
2. ノロウイルスを食品に「つけない」
トイレ後や調理前などは、石けんと流水による手洗い(消毒を含む。)を徹底しましょう。
食品関係営業に携わる方は、食品に直接触れる際には「使い捨て手袋」を使用しましょう。
3. ノロウイルスを殺すための「加熱(やっつける)」
ノロウイルスを死滅させるためには、中心温度85~90℃で90秒以上の加熱が必要です。
二枚貝の生食はできるだけ避け、中心部まで十分加熱しましょう。
4. ノロウイルスを「ひろげない」
キッチンや調理器具は常に清潔にし、魚介類と肉類で包丁やまな板を使い分けましょう。
感染が身近で発生したときには消毒を徹底し、おう吐物などの処理はマスクやビニール手袋を使うなど十分注意しましょう。
ノロウイルスについて
特徴
幅広い年齢層に感染性胃腸炎を起こすウイルスです。
感染力が非常に強く、10~100個という少量のウイルスで感染が起こります。 (感染者の便やおう吐物には1グラムあたり100万から10億個もの大量のウイルスが含まれます。)
感染経路
ノロウイルスを含有した二枚貝を加熱が不十分な状態で食べたり、感染した人が十分に手洗いを行わずウイルスが手についたまま調理した食品を食べたりすることにより感染します。
また、感染した人の便やおう吐物を処理した後、手についたウイルスや不適切な処理で残ったウイルスが、ドアノブ、蛇口のとっ手、スイッチなどに付着し、さらにそこから人の手を介して口に入ることで感染します。
主な症状
潜伏期間(感染から発症までの期間):24~48時間
症状:下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱など
通常3日以内に回復しますが、ウイルスは感染してから1週間程度(長い場合は1ヶ月)便中に排泄されます。
消毒方法
調理器具やドアノブ、手すりなどよく手の触れる場所や、便や吐物により汚染された場所等は、次亜塩素酸ナトリウムにより十分消毒してください。
詳しい塩素消毒の方法についてはノロウイルス食中毒予防対策リーフレット(厚生労働省)(PDF形式 683キロバイト)をご確認ください。
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