最終更新日 2024年11月19日
越前打刃物
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越前打刃物の歴史
京都の刀匠、千代鶴国安(ちよづるくにやす)が延元2年(※)、刀剣製作の適地を求め府中(越前市)に来住し、越前市の打刃物業者に刀鍛冶の高度な技術を教えたことが越前打刃物の始まりといわれています。 江戸時代に入ると、福井藩の保護を受け、鍛冶株仲間が組織され、越前鎌の販路は全国に広まりました。販路拡大に一役を担ったのが漆掻き業者であると言われています。彼らが、奥羽、関東、中部方面に漆の採集に郷里を出るとき、持って行った鎌は評判を呼び、また持ってきてほしいといわれ、鎌の行商を兼ねるようになりました。
※千代鶴国安の来住年については諸説あります
越前打刃物を見る・買う・体験する
越前市越前打刃物振興施設(越前千代鶴の館)
- 住所
越前市池ノ上町48-6-1 - 電話番号
0778-22-1241 - 開館時間
午前9時から午後5時まで - 休館日
毎週火曜日、年末年始(12月29日から1月3日まで) - 入場料
無料 - 施設ホームページ
https://www.hamononosato.com
越前打刃物会館
700年の伝統を守り続けている越前打刃物業界の活動拠点が越前打刃物会館。会館の正面には高さ5.5メートルの菜切り包丁と4.5メートルの出刃包丁のモニュメントが立ち、訪れる者を出迎えます。
会館内では打刃物の歴史や製作工程をパネルで紹介しています。鎌、包丁、はさみなどの製品も展示・即売しています。
- 住所
越前市池ノ上町49-1-3 - 電話番号
0778-24-1200 - 営業時間
平日・土曜日 午前8時30分から午後5時まで
日曜日・祝日 午前9時30分から午後4時まで - 休館日
年末年始(12月29日から1月3日まで) - 入場料
無料 - 施設ホームページ
https://www.echizenuchihamono.com/access/
タケフナイフビレッジ
タケフナイフビレッジは、越前打刃物の伝統を守りながら工業デザインを導入し、時代を先取りした感覚で打刃物に取り組んでいます。
刃と柄が一体になったステンレス製のナイフや和式ナイフ、カスタムナイフなどオリジナリティあふれる製品を展示・即売しています。
製作工程を見学ができるほか、体験教室で熱した鉄を打つ火づくりも体験できます。
(体験教室は予約が必要です。)
- 住所
越前市余川町22-91 - 電話番号
0778-27-7120 - 営業時間
午前9時から午後5時まで - 休館日
年末年始(12月29日から1月3日まで) - 施設ホームページ
https://www.takefu-knifevillage.jp/